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夢の実現に向けてさらなる一歩を (Section 12)

プロローグ

鳴り止まぬ喝采、多くの人からの祝福の言葉。
  
「やっとここまで来れた。これまで長かった」
 
2009年9月9日、仙台。アジアインプラント矯正歯科学会の檀上。
世界中から多くの人が集まり、世界で最も最先端のインプラント矯正歯科学会。
なぜなら、インプラント矯正が最も進んでいるのはアジアだから。
まさにこの学会からインプラント矯正が始まったのだから。
 
いろいろなことが脳裏に浮かんでは消えていく・・・・・・・・
 
それは6年前に遡る。友人の今村先生が僕と岡田社長を会わせてくれたことが始まりだった。
彼は自社製インプラントの開発を考えていた。
私は次世代の矯正インプラントを作ってみたいと考えていた。
この出会いがやがて革新的なコンセプトを持ったi-stationを世に出すことになった。
その永い永い苦悩との戦いの始まりだった。
 
当時矯正インプラントはミニスクリューとミニプレートだけだった。
この2つが出現することで歯科矯正は目覚ましい進歩を遂げるのだが・・・
ミニスクリューは設置するのは簡単だが、脱落したり、1点からしか引っ張れないのでどうしても方法に限界があった。
ミニプレートは歯の根っこに当たらないので、歯を動かす許容範囲が広く、脱落しにくいが、術後の腫れや感染のリスクがあり、また1点からしか引っ張れないという点ではミニスクリューと同じであった。
私はその両方の長所を持っていて、さらにそれを上回るインプラントを考えていた。
 
それが i-station
 
外科的侵襲が少なく、簡単に設置出来て、どんな歯の動かし方も可能であるインプラント。
すなわち患者様は楽だし、ドクターも使いやすく、どんな治療方法も可能であるインプラント。
しかしながら創造物を実現物にすることがこんなに大変なことだとはその時は想像だにしていなかった。簡単にすぐにできてしまうものだと思っていた。


失敗の連続

開発にあたって、まずその図面を自分の汚い手書きで描いて業者に説明した。
しかしながら矯正治療のことをまったく知らない人達にどんなに説明しても分かってもらえず、そこで毎月2回勉強会を開いて、矯正の勉強をすることから始まった。
図面も何度修正したかわからないくらい修正した。
最初は複雑で煩雑なデザインも回を重ねる毎にシンプルなものへとそぎ落とされていった。そうでないと扱いにくいし、何といっても業社がたくさんの在庫を抱えてしまうことになる。
 
デザインが決まりインプラントが製作されたが、実際に誰に使用するのか?
その時真っ先に立候補してくれたのが、岡田社長自らと社長の知り合いの方だった。
 
今では10分から15分くらいで簡単に装着できるインプラントも、当時は2時間以上もかかった。そしてその数日後、壊れた・・・・
それは何度も起こった。
インプラント自体がグラグラして抜けたこともあった。
それでも快くもう一度インプラントを設置させてくれた。本当に体を張ってくれていた。
本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
当医院のメンバーも協力してくれた。このインプラントを使用させてくれた。
いろいろなトラブルが何度となく起こった。
何かトラブルが起こるたび、申し訳なさで心が切り裂かれそうだった。
でも
「失敗は今のうちにできるだけ起こっていたほうがいい」
と言ってくれた。
 
強度が弱く、力をかけると曲がってしまい歯を動かせないこともあった。
強度を改めて見直した。一つの改良をするとまた新たな問題点が起こった。
それを何度となく繰り返した。
何年もの間改良を繰り返し、やっと自信を持って使用できるものが出来上がった。
これを世界中に広めていくことを決めた。そのためには世界特許を出願する必要があった。
しかしながら、世界特許は想像以上に費用がかかり僕は怖気づいてしまった。
しかし社長は
「ここまで来たんだからやりましょう」
と言ってくれた。


現実と直面

アメリカ矯正歯科学会、ヨーロッパ矯正歯科学会と世界中の学会を、このインプラントを認知してもらうために学術展示をしてまわった。

しかしながら無名なものに関心を寄せてくれる人はほとんどいなかった。
 
アメリカ大手の矯正歯科会社の開発担当のドクターと営業本部長にプレゼンテーションをする機会を得た。
「これは確かに素晴らしい。この難症例をこの短期間でここまでの仕上がりに治療できるなんて。これは将来的に世界のスタンダードのなり、世界の矯正雑誌の表紙を飾るだろう。しかしながらアメリカは、やっと4年前に認可が降りてインプラント矯正が始まったばかりだ。従来のミニスクリューを理解するのがやっとだ。だからまだ、このコンセプトは理解されないだろう。アメリカでは早すぎる」
と言われ、採用は見送られた。
いったんは落ち込んだ。でもよく考えてみるとこれはチャンスなのだと思った。
「ここで理解されるようなものはもうすでに世の中にあるものだ。将来性があることを認めてくれたのだから、これは絶対にいける。これはチャンスなんだ」
その時一緒にアメリカに行っていた、岡田社長も河野社長(実際にI-stationを生産してくれている会社の社長さん。河野製作所は医療品ではかなりの大手の会社です)も同じこと
を言ってくれた。
「i-staionを絶対に世界中に広めてみせる。」
  
 
 

講演の依頼

去年のことだった。懲りもせず、韓国で行われた第一回世界インプラント矯正歯科学会に学術展示でi-stationを紹介した。
すると最もインプラント矯正が盛んな国だけあって反響があった。そして東北大学元助教授の菅原先生の目にとまった。「世界のスガワラ」と呼ばれる、日本で最も世界的に有名な先生だ。従来のミニプレートインプラントを広めた先生でもある。

その後まもなくして、菅原先生から今回のアジアインプラント矯正歯科学会でスピーカーとして講演してほしいという依頼が来た。
 
そんな時、日経新聞に取り上げられた。そしてアメリカで最も有名な矯正臨床雑誌に掲載された。しかも今月のスペシャルトピックとして。すると海外の知らない先生からI-stationについての問い合わせメールが次々と来た。何かが動き始めていた・・・・
   
河野製作所の社長も本気になってくれた。クラウンジュンコウノという子会社が全面的にバックアップしてくれることになった。さらに中国に会社を作り、自社内に矯正歯科部門、国際部門を作ってくれた。アメリカ、ヨーロッパと世界中に広めていくことを約束してくれた。
 
これまでインプラント開発等に費やされた費用は数千万円に達していた。岡田社長は僕を信じて自腹で払ってくれていた。無名の僕をよくここまで信じてくれたと思う。
もうこのプロジェクトは僕達だけのものではない。みんなが一丸となって取り組んでいる。彼らのためにも頑張らなくてはいけない。失敗させるわけにはいかない。
みんなが同じ夢を共有したのだから・・・・・
 
この講演を成功させることが次へのステップにつながるのだ。
 


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いよいよ講演発表
 
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